【読書感想文】数学ガール (著 結城浩)

読書感想文

こんにちは!わたげです。

今回は数学ガール(著 結城浩)を読んだ感想を語っていきたいと思う。

本を読んだきっかけ

私は、わからないことに向き合い、簡単に思考停止しないという自分の能力が数学によって培われた素晴らしいものだと、数学ガールを読んで思えるようになった。

私が数学ガールを読もうとした理由は、友人に勧められたからである。

その友人は大学で数学を専攻するほどの大の数学好きであった。

私は大学で専攻こそしなかったが高校まで数学を勉強し、学問としての魅力を感じていた。

大学時代には友人から数学の興味深い話を聞かされたり、Twitterで見つけた虫食い算を出題したりしたことが思い出深い。

また私たちはアニメが好きであるという共通項も存在した。

作中に登場したミルカが主人公の僕に対しほぼ一方的に数学の話をする姿は、友人が大好きな涼宮ハルヒシリーズのヒロイン、涼宮ハルヒを連想させる。

この2つの共通項を満たすという理由で、友人は本書を勧めてきたわけだ。

あらすじ

この物語は数学が好きな主人公「僕」、僕以上の数学力を持ち常に一歩先をリードする少女「ミルカ」、元気いっぱいの後輩「テトラ」の3人が数学に挑戦する様子と、僕をめぐる3角関係が描かれる。

本書の8割は3人が数学の解説をしているため、いっしょに問題を解いていく楽しみ方もできる。

印象に残った場面

私が最も印象に残った場面は、テトラが自分は数学を教えてもらってばかりでダメだと落ち込んでいるところを僕が励ますところだ。

「何とかして数式を読もうとするテトラはすごい。自分で考えようとしたことが大事なんだ。」という僕の言葉に私は大きくうなずいた。

仕事において、自分がわからないことに向き合い、考えるということは非常に大切だと思うからだ。

私は社会人になるまで一切法律を読んだことがなかった。

しかし時間がかかっても法律を一条ずつ丁寧に読み込むことで理解し、今では当然のように読むことができるようになった。

特に社会人1年目は得た情報を解釈し新しいことを判断する能力が格段に向上した期間であった。

この能力はどうやら皆が持っているものではないらしい。私の周りには文章を理解しようとしない人がたくさんいる。

理解できないのではない。理解しようと試みないのだ。

例えばパソコンはわからないと最初からマニュアルを読まない40~60代の者がそうである。

私はマニュアルを読まない彼らが不思議でしょうがなかったのだが、私は読書を通じて、自分のわからないことに向き合うという能力は稀有であり、素晴らしい長所なのだと思うようになった。

仕事とは常にわからないこととの戦いである。

自分が知らないだけの既存のこと。誰も成し遂げたことのない未知のこと。

わからないことに出会ったとき、考える力がないものは他の人に言われたと責任転嫁をしたり、自分はわからないと仕事を放り出したりするだろうが、それはとてももったいないことだ。

仕事とは自分で考え挑戦するからこそやりがいがあるのである。仕事を楽しむためには考える能力が必要不可欠なのだ。

私がこの能力をどのように培ったのか思い返すと、数学を勉強したことによってだと思う。

そして、わからないながらも懸命に数式に向き合い、考えることをやめなかったテトラと昔の自分が重なったように感じた。

テトラにとっても、私にとっても数学を学び得たものは、将来の大きな財産になるだろう。

本音の感想

・・・さて、以上が建前の感想である。ここからは私が数学ガールを読んだ、本音の感想を述べていきたい。

本書は私にとって非常に難解なものであった。

高校時代、数学が得意であったことは事実だが、それから10年近く数学から離れていれば衰えるのは明らかだ。

本書は数学のおもしろさを伝えるのが主たるテーマで、それを感じ取れない私がおもしろさを見いだせないのは当然のことである。

もし友人がまた数学系の本を勧めてくれるなら、小中学校レベルでも解けるものにしてほしい。(小中学校の知識があれば解ける難問という意味だ。)

この本をオススメできるのは、大学で数学を専攻している人や、主人公たちのように休み時間や放課後に数学の問題を解くくらい数学が好きな高校生だ。

間違っても、私のように高校の時すこし得意だったレベルの人が手を出してはいけないと思う。

おそらく、この本では主人公たちの心情を数式によって表現しているのではないかと思うのだが、数式がほぼ理解できなかった私は感じ取ることができなかった。

もし解説できる人がいれば教えてほしいものである。

以上、数学ガールを読んだ感想でした。

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